[私の心の随筆]
<冬と春の間で>
昨日、私は庭を歩きながら、木蓮が優雅に少しずつ咲き始める様子を眺めた。その繊細な花びらひとつひとつが静かに世界に姿を現し、春のささやきを伝えるかのようだった。
道端には連翹が燦然と満開になっていた。黄色い花びらは日差しを受けて輝き、昨日の灰色の空さえ明るく染めるかのようだった。
水仙は風に揺れ、黄色い花びらを散らした。その清らかな姿は、まるで世界のすべての美しさを抱きしめるかのようで、私の心を捉えた。
しかし、少しの寂しさもあった。最初に咲いたクロッカスは来年を待ちながら、小さく可愛らしい濃い紫の花びらがゆっくりとしおれかけていた。そのはかない姿が、季節の無常さをそっと伝えているようだった。
早朝から細い雨が降り始めた。雨滴が静かに窓を叩き、一日の始まりを知らせていた。
しかし空の気まぐれは続いた。細い雨はやがて霙に変わり、風は冷たく吹きつけ、世界を冬の名残で濡らした。春の柔らかさと冬の冷たさが入り混じっていた。
やがて暖かい雪が降り始め、白い雪が絶えず舞い落ち、静かに世界を覆った。その景色はまるで一幅の切ない水彩画のようで、私の心を染めた。
冬から春、そして春から再び冬へと移り変わる中で、私は冬の嫉妬の力強さを改めて感じた。自然の調和の中でも、人の心は時折揺れるものだ。
再び世界が白い雪に覆われ、静けさと平和の瞬間が訪れた。その瞬間の中で、私は世界の美しさを改めて味わった。
窓の外を眺めながら、私はひとり思った。世界がいつもこのように平和で美しかったなら、どれほど素晴らしいだろうか。心の奥で揺れる小さな風が、私をさらに深く思索させた。 ***
2026年3月12日
崇善齋(すうぜんさい)にて
{ソルティ}
한국어 번역: https://www.ktown1st.com/blog/VALover/348610
English Translation: https://www.ktown1st.com/blog/VALover/348611

